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イニシャルHの研究

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体調不良も明けて長らく経った。今年を振り返るころ合いとなりつつあるが、結局は今の仕事の本筋で具体的な成果は上がらない一年だった。どちらかといえば、前職でのなじみ深い作業が数少ない成果のほとんどすべてであり、来年もおそらくそうなっていくことだろう。結局のところ、それでしか生きていけないのかもしれない。

 

そうともなると、次の一手を考えなければならない。具体的には英語のスキルの充実と、次なる資格取得に向けた学習ということになるだろう。幸いにして、今の業界でも限りなく前職に近い働き方を実現する方法もあるようだ。そこに至りつくための具体的な道のりまでは、まだ見えないのだけれども。とはいえ、住む場所を選べないアカデミアに比べて、土地に縛られるがゆえの選択する自由を得られる今の業界のメリットということも、考えてもよいのかもしれないな、と僕は思っている。

来年がどうなるかはわからないし、数年後の僕の志向がどうなるかもわからない。ただ、今の僕はとにかく、京都に戻りたいし、学者でありたいし、旧態依然としたスタイルを身に着けるには、あまりにも性格的に不向きな点が多いということも(分析的であれ、直感的であれ)わかってきた。

それをどうするか。実現に向けた道のりをどうやって舗装していくのか、コンパスをどこで、どうやって手に入れるのか。それがこれからの課題になっていくと思う。